相場は2段上げへ 経済アナリスト 唐山健志郎
2013年夏、三番天井を形成するかに見せかけて、その後、秋には窓を開けてのギャップアップを見せまだ相場が終わりではないことを見せつけた日本市場。5年間の週足で見てもまだ相場は終焉していない。
三尊天井を突破しての上昇であるから当然だが、上げが急激であったために一休みしている。赤い13週線に絡み始めたので一旦はリバウンドが意識される。大きく下げても26週線を割り込むことはあるまい。8000円から16000円を一段上げとみるとこれから壮大な二段上げ場面となろう。大相場は通常三段上げがあってしかるべきで、押し目は積極的に買いを入れて間違いはない。個別銘柄ではすでに先行しているものもあろうが出遅れ銘柄への投資が効率的である。相場に理由はない。上げるからあげるのであり、アベノミクスの成功・失敗云々は基本的に無関係。相場は相場に聞くべし。基本的にはアメリカ景気での余剰資金が日本へ流れ込んできている。
2007年の18261円は二段上げの仕上げ場面でクリアし、三段上げでで22000円あたりを意識すべき。一段上げの8160円あたりから16000円越で倍加した株価は14000円割れで踏みとどまったので、押しは2000円ほど、その倍返しで18000円。そこで押し目を形成したら最終段階での三段上げへ突入する。もちろん、そうきれいな三段上げとなるか否かは不明であり、場合によっては変則的な形になったり、四段上げがある場合も想定したい。相場の起点は2012年9月なのでかなり壮大な上げ相場であるので、終焉もどこが終点なのか分かりにくいかもしれない。いったん終了したはずの相場がリバウンドを演ずるかもしれないが、これは大きな相場ほど下げ始めると荒れるので当然と言える。
一方、5年の月足で見ると、現在は相場の二段上げ過程であるとも読める。どちらにせよ、相場はまだ若い。
加古川市上荘町見土路稲荷大神
【おぉたむすねィくグループ】Autumn Snake 投資部門テクニカル分析研究班 唐山経済研究所長 唐山健志郎