【つげ義春が泊まった宿】 - 手束旅館

 1975年 友人の立石慎太郎と立石の車で関東平野を旅する。

 調布から川越、桶川へ至り深沢七郎の味噌を食べるため立ち寄るが、雨戸が閉まり呼び鈴を押すが反応がなかった。つげが立ち寄りたいと考えていた羽生や館林を通過し、足利でそばを食べ佐野へ。宿を探し葛生から栃木へ。川に面した商人宿の「手束旅館」に泊まる。

 翌朝宿近くの骨董店で欠けた皿やガラス瓶を8000円購入し後悔する。

 小山、下館、笠間を通り土浦、江戸崎、布佐のコースを希望するも渋滞のために運転手の立石に否定される。立石はつげの弟のつげ忠男の勤める金物屋へ行きたいというが、今度はつげが否定したため気まずいムードとなる。

 京葉道路を通り午後8時ころ帰宅。立石はつげに向かって「また、つげさんのふくれっ面を見に来ますよ」と捨て台詞を残し立ち去る。

つげ義春『苦節10年記、旅籠の思い出』(ちくま文庫)より・・・
http://www.kuranomachi.jp/spot/kuranomachi/tetsuka/
ホテル手束
巴波川の畔静かな宿
所在地 栃木県栃木市境町14-15
TEL 0282-22-0903
FAX 0282-22-0989
専用駐車場 10台
アクセス方法 栃木駅北口から徒歩5分
栃木インターから車で10分
所在地 栃木県栃木市境町14-15
TEL 0282-22-0903
FAX 0282-22-0989



【おぉたむすねィく探検隊 心理学研究班】つげ義春研究特別班 特別チーム